箱入り娘かジャジャ馬か!?

 箱入り娘として「出来れば危険な目には遭わせたくない」と思うのは、かわいい娘を持つ親心。しかし、「子育て資金をつくらねば・・・・・」 という"背に腹は換えられない"現実も存在する。
 月に2度(非道な父なら3度)のアルバイトでお金を稼がせるのはいいが《ストレス》も一緒に背負い込んでしまう。このストレス を解消させるために【バカンス】(親密な親子関係を考えるとこれをつい選ぶ)に連れて行くと、またお金がかかってしまう・・・・・。

 ストレスがかからないで、なおかつお金が貯まるというおいしい方法が【武者修行】である。"かわいい子には旅をさせろ作戦" である。

 この武者修行では、ストレスはいっさい上がらない。1ヵ月まるまる武者修行に出しても、ストレスは0なのである。 それでいて子育て資金が手に入るのだから、おいしさこの上ない。ただし、モンスターを倒せるだけの力をつけておく必要があるが。
 まぁ、世の中"箱入り"といわれる娘たちは数あれど、何をやっているかわからない娘も多いのである。それに比べると、若いまがらに 武者修行に行っている自分の娘は立派(これもまた、親バカ)なもんだ。そう考えると、「ジャジャ馬でもいい、元気に子育て資金を稼ぎ出してくれれば」と思えてくるから不思議だ。
ちなみに、武者修行を終了する時は、必ず出口から出させる事。もしも、予定より早く武者修行を終えた場合は、修行しなかった日数分 (2日なら2)が《戦士評価と》《魔法評価》のより高い方に加算される。まあ、気持ち程度ではあるが評価が上がるのは嬉しいことだ。

因業な父を持つ娘たち

 "自分の食い扶持は自分で稼げ"という、体育会系のような座右の銘(?)を持つ父として、娘に言っておかなければならない事がある。それは、
「お金にならないモンスターは殺すな」
という事。
 武者修行では《ストレス》は上がらないが、モンスターを殺すことにより《因業》が上がっていく。モンスターの中には、 お金やアイテムを持っているモンスターがいるが、何も持っていないモンスターもいる。因業はこれらの差別なく上がっていくので、 殺しても利益にならないモンスターの殺生は、できるだけ避けた方がいいのだ。
 上がってしまった時は、街の【教会】に行き100Gの寄付で因業を10減らすことが出来る。その場で下げてくれるので、時間が かからないというメリットがある。
 「お金で因業を消そうなんて、とんでもない事だ!」と考える父ならば、教会でアルバイトをさせる手もある。
 だがその場合、アルバイト代が入ってくるが、《ストレス》も上がってしまうことを肝に銘じておこう。