MYSTシリーズ非公式完全攻略ガイド (Unofficial complete cheats Guide)
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MYST
シリーズ第1作で、後に多くの続編が製作された。最初は1993年にMacintosh向けゲームとしてHyperCardで製作され、その後Windowsなどに移植された。プリレンダリングされた3D画像をスライドショー式に表示することで、当時のPCの性能で美しい三次元空間を演出することに成功していた。また止め絵を表示するだけでなく、ギミックのある箇所はQuickTimeによって動画を表示することで、リアルさを増していた。加えて、ゲームのコンセプトも斬新であり、日本も含め世界中で大ヒットを記録した。
日本ではMac版、Windows版の他、1994年家庭用ゲーム機セガサターン用ソフトとしてサン電子から発売される。また、1995年には3DO版、PlayStation版も発売された。2006年にはPlayStation Portable版が、2009年5月にはiPhone / iPod touch版(英語版)が、同年9月にその日本語版が発売された。また、PlayStation版は2012年2月8日にゲームアーカイブスにて配信開始。
セガサターン版では、最初の「ミスト島・発電室」に入ると動作が停止し、画面いっぱいにプログラム文が表示されるという不具合があった。これは初期に出荷された機種のみに発生する。
ミスト島を舞台としたアドベンチャーゲーム。プレイヤーは、本の中の世界「MYST島」に迷い込んだ旅人として、MYST島とそこに隠されたさらに4冊の本の中の世界を冒険し、この世界の謎を探索する。
操作はマウスカーソルとクリックのみで行う。視界の上下左右の端をクリックすれば視点が変わり、入れる場所をクリックするとその場所に移動し、仕掛けのある場所をクリックすると仕掛けが動くといったシンプルな操作。自力で全ての謎を解くには、紙のメモや相当の想像力や機転が求められる。
RIVEN THE SEQUEL TO MYST
1998年に発売された続編。CD-ROM5枚組で、動画をふんだんに取り入れた。基本的な操作は変わっていないが、動画と人物を組み込んだことでよりドラマティックな作品に仕上がっている。映像は前作を大きく上回り、移動範囲が広がって謎解きの複雑さも増した。日本ではSME・インターメディアおよびエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売。
その上がりすぎた謎解きの難易度や前作の静寂なイメージから変化した一部の雰囲気など不評もあった。さらに謎を解くために島同士を何度もを行ったり来たりしなければならず、探検する島ごとに異なるCD-ROMが必要になるため、プレーヤーはその都度CDを入れ替える必要があった。その上、隣りの島へと移動するたびに大掛かりなイベントシーンが繰り返される。このシーンはスキップすることが可能だが、この情報量でCD1枚の大半を占めていると言っても過言ではない。
後にDVD-ROM版も発売され、DVD-ROM1枚でのプレイが可能となったが、日本語版は発売されていない。2013年、サンソフトより日本語版がiOS向けにリリースされた。難点だったCD入れ替えの必要が無い。
MYST Ⅲ EXILE
2001年に発売された3作目。前作に引き続き、WindowsおよびMacに対応している。360度のプリレンダされた画像をマウスの操作で見渡すことができる新システムの採用で、前作にも増して映像・演出が発展した。また、比較的低スペックなPCでも快適に動作するように設計されている。後にMicrosoft社のXboxやPlayStation 2にも移植された。
なお、本作品の製作はPresto Studios(en:Presto Studios)である。また、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』で蛇の舌グリマ役を演じたブラッド・ドゥーリフが出演している。
事の発端は、アトラスの二人の息子(シーラス・アクナー)達に、ナラヤンの住人・サーヴェドロは家族と引き離されたまま20年間、試練の時代(ジェナーニン)に閉じこめらることになった。復讐に燃えるサーヴェドロは、密かにジェナーニンからトマーナ(TOMAHNA)へ接続しアトラスの日記を読んで、ドニの人々が助かった事実を知り驚愕した。
そして、サーヴェドロはアトラスをナラヤンに呼び寄せるために、レリーシャン の書を奪い、ナラヤンへと逃げていったのだった・・・。
MYST IV REVELATION
シリーズ4作目。 アトラスの子供たち:アクナー、シーラス、そしてイーシャ。この3人の過去と現在を通して、ドニ人の悲哀と苦悩に触れる事の出来る作品である。
PC向けには既に日本でも発売されているが、日本の家庭用ゲーム機向けには、まだ発売されていない。
Myst V: End of Ages
シリーズ5作目にして完結編。日本では2005年9月に発売された。従来のプリレンダリングCG表示に代わり、1人称視点のリアルタイムレンダリングとなった。移動場所の固定された従来のMYST的な操作の他に、移動場所を固定せず自由に歩き回ることの出来るモードも備えている
realMYST
2001年12月、パソコン用ソフトとして発売された。ストーリーは1作目とまったく同じだが、新しく「ライム時代」が追加されている。周囲の物体はリアルタイムレンダリングによる3DCGになっており、1人称視点で世界を自由に歩き回れるようになっている。
MYST: Uru Complete Chronicles
シリーズ中で語られているドニ文明を本格的に旅するMYSTシリーズの外伝に位置する作品。『realMYST』同様リアルタイムレンダリングが採用され、自由に歩き回れるようになっている。2003年発売。
当初はMMORPGとして企画・製作され、シナリオが追加されていく予定だったが、最終的にはシングルプレイ用として発売された。MMOを想定していたため、他のシリーズと違い3人称視点となっている。1人称視点でもプレイ可。
拡張パック「To D'ni」「The Path of the Shell」が発表され、シリーズ作品中最大のボリュームとなった。日本では2005年2月に「Ages Beyond Myst」「To D'ni」「The Path of the Shell」の三本が収められた『MYST: Uru Complete Chronicles』が発売された。物語の時間的には『Myst V: End of Ages』より少し前の話と推測される。
その後、2007年にはネットワーク対応版として『Uru Live』がリリースされたものの採算が取れず、2008年にはサービス停止となる。
2010年2月『Myst Online: Uru Live again』が公開される。こちらはクライアントを無料でダウンロードでき、課金もされない完全無料のネットワークゲームとなった。