娘との別れは、18歳の誕生日に突然やってくる。娘が希望した職業につけたのならば父として感無量に違いない。 もしも、なることが出来なかった時は「次女で頑張ろう!」と諦めるしかない。それも運命だ。

 娘から父に贈られる最後の言葉は、泣かされるものあり、胸を絞めつけられるものありと、バリエーションに富んでいる。 この娘からの言葉は、父と娘の育児記録ともいえるものだ。

 神様から戴く評価もお誉めの言葉あり、お叱りの言葉もある。良い評価を受けるに越したことはないだろうが、 父が望んだ職業に就いてくれればという事はない。たとえ神様を怒らせるようなことになってもだ・・・・・。
 ともあれ、娘の門出だ。笑顔で見守ってあげるのが父親の務めだ。