永く厳しい闘いを経て、ようやく辿り着いたB6階。こここそが正真正銘の決戦場となる。
 そして、ポルックスはこのフロアで、ついに影の一族の王ウォトシーカと対面する。しかし、ウォトシーカはすでに瀕死の状態で、ポルックスの顔を見るとほぼ同時に絶命。そして、集結した2つの一族の前で「完全なる者」によって、本当の敵の姿が暴かれるということになる。
 このラストの敵は、今までのキャラとは比較にならないほど強い。闘う前に用意をしっかしりておくことが絶対必要。このフロアに来る直前に、街にもどり回復系アイテムを全てフル装備の状態にしておき、宿屋でセーブしよう。また、B6階の中央の広間に入るためには、大スケールな仕掛けを解くことが必要になる。
 あれは、この扉でないとしたら、いったいどこに連動しているのか?そして閃いたのが地下2階にあった鍵孔のない扉だ・・・・・!?  はやる気持ちを抑えつつ、目的地へ向かうと、予想どおり扉が開いた。そして、そこに下がる鎖・・・・・。選択の余地のないポルックスは、意を決してそれを思い切り引っ張る。
 すると、地下城全体を揺るがす轟音とともに、巨大な水路の突き当りにあった格子状のゲートが上がり始めた。そのため、今まで水量を制御されていた水路のゆるやかな流れが、一挙にすさまじい奔流となって滝のように地下の深奥へと流れ落ちだした。 ポルックスは、その状況に気をとられる間もなく流れに呑み込まれ落下していく。想像を越えた壮大な機構のメカニズムに翻弄された結果、彼が辿り着いたのは、さっき中へ入ることがかなわなかった地下6階中央のエリアだった。  そして、そこには敵王ウォトシーカが横たわっていた。そこで、瀕死の王の口から漏れる衝撃の言葉「お前は・・・我が息子・・・」!?
 影の一族の本拠地と目された地下5階での、まさに影側の総動員による本土決戦ともいうような、厳しい闘いの連続を切り抜けたポルックスは、姿の見えない敵の王ウォトシーカの玉座の後ろに、さらなる地下へと続く階段を発見する。
 次のフロアで、慎重に歩みを進めるポルックスを待ち受けたのは、なんと無人の広大なスペース。敵のただ1人も出てこないことに不審を抱きながらも、探索を続けるポルックス。 しかし、フロア部のエリアへ入る扉は閉ざされていた。そこで思い出したのは、階段を降りてすぐの小部屋で押したスイッチのこと。