キャラクター

天城小次郎
CV:子安武人
年齢:推定26歳  身長:178cm

 「小次郎編」の主人公。従業員二人の零細探偵事務所「あまぎ探偵事務所」の所長。
 事務所の経営は芳しくないが彼自身は格闘の腕前も持ち合わせるかなりの凄腕探偵で、実際にいくつもの難事件を解決している。学者である父・天城健はXTORT(※)という研究に着手していたが小次郎が中学生の時に事故死。同事故で母も失った彼は天涯孤独の身となる。両親の葬式で出会った桂木源三郎に引き取られ、以後は彼の元で探偵としてのノウハウを学ぶ。源三郎の娘である弥生とは姉弟のように育てられ、そして自然と恋人の関係になるに至った。
 その後源三郎の経営する桂木探偵事務所を源三郎、弥生の三人で盛り立てていくことになるが、ある日小次郎は源三郎を告発して警察に突き出してしまう。それは源三郎がエルディア情報部から身を隠すためのカモフラージュとして仕組まれた事件だったのだが、当時の小次郎はそのことを知る由も無かった。
 恩師であり、育ての親である源三郎を突き出したため弥生との仲は破局。彼自身も桂木探偵事務所に居ることを拒み、独立して港の倉庫街に小さな個人事務所(あまぎ探偵事務所)を設立。そしてエルディア王位継承事件の際に女王候補であるプリシアを保護して以降、同事件で知り合った氷室恭子と共に数々のエルディア絡みの事件に巻き込まれていく事になる…が、日常は浮気調査やペット探しなどの毎日で燻っているという所だろう。
冷徹なまでの思考力で人物や状況の先の先を見通す能力の持ち主であるが故に他人に対しては少々見下すような態度を取る皮肉家なところもあるが、一方で割と正義漢な一面を持つ。その性格が今の事務所の状況を作り上げて来た事に対しても本人は特に改めるつもりも無いらしい。そのように探偵として、一人の男としてこうありたいと強く願う性格が弥生にしてみれば時折現実味を帯びない、子供っぽい一面としても映るのかもしれない。

※ XTORT
  誰にでも移植可能な臓器をクローン技術で作り上げようとした研究。『EVE ZERO』に於いてストーリーの争点となる。