戦いの妖精

我こそ正しき戦士の守護者なり

 武術を司る天界の戦士。背中に羽を持ち、自由に空を飛び回ることが出来る。結構いい女である。・・・なんて言ってはいけない。 戦士を志すものは、ヴァルキュリアの事を"戦いの妖精"と呼び崇拝している。父もまたそのとおり。彼女は崇拝されるだけあって、 戦士系の脳力を身につける者にご褒美をくれる《戦士評価》に関連する能力を授けてくれるのだ。最後には

「汝こそ我が化身と呼ぶにふさわしい」
とまで言ってくれて、他では手に入らない貴重な剣を戴ける。それが<ヴァルキュリアの剣>だ。
 この剣に勝る剣は雑貨屋には売られていない。この国第2番目の名剣だ。さらに精進を積めば、第1番もそのうち手に入るだろう。




大魔法使い

ハアーイ、元気ィ?
私よ、ワ・タ・シ!

 フェイ様は妖精ではなく実は人間。魔法を勉強し《魔法評価》も上がってくる若人だちの所へやってくる。
 「私がみんなのあこがれの的、人生の目標、世界一の大魔法使い・フェイおねえさんだよー」
 ノリがとーっても☆軽いが、魔法の腕は言葉どおり世界一・・・・・だけあって、最後のご褒美は魔法使いに永遠の力を約束してくれる。

 またこの"おねえさん"は熱心に、熱心に魔法を勉強すれば
「世界一のだぁーいまほーぉっつかぁーい!のフェイよ★」
 とますます軽く、ホイホイ来てくれることもある。それにしても魔法少女ウェンディといい、魔法使いを職業に選ぶ人はちょっと変わっている。

台所の精

おう、おう、お前さんが
〇〇〇だね。こんにちは

 ドモヴォイはロシア生まれの妖精。暖炉に棲む妖精だったが、この国にやってきてからは台所に棲むようになった。
家を守り、幸運をもたらす妖精として知られている。台所を汚くしていたりすると怒ってイタズラをする。
《家事評価》の高い娘には悪さをしない。それどころか家事に励んでいるということで褒めにやってくる。近頃じゃ 台所が荒れ放題の家が多いからだ。娘は、「そ・そんな、当たり前のことをしてるだけなのに・・・・・」と、ちょっと 嫌味だけど立派に答える。これもキューブが家の手伝いでよく指導してくれたおかげだろうか。
 ドモヴォイさんは最後のご褒美に<至福のパン粉>なるものを置いていく。これで娘は国一番の料理人だッ。


魔神

ははは、私が魔神だとて・・・・
恐れる事はない

 魔は魔でもこの方は魔王ではなく魔神なので安全。《社交評価》を高くしようと努力する者の所にやってくる。
 「私は人に成功をもたらす者だ」
 バイモン様は地下世界の貴族で、人に名誉と栄光を与える力を持っている。「成功とは社交界に認められること。社交評価を高める事だ」
 いやそれは違う、成功とは立派な戦士に・・・と反論する父には、だったらバイモン様が来るほど社交評価を上げるなヨ・・・・である。 人それぞれに成功の意味は違うのだから黙ってご褒美を戴いておこう。でも彼の言うこの真理は変わらない。
 「成功とは、努力する者のみに与えられる勲章なのだ」
 歩く教訓のようなバイモン様である。


旅の占い師

おたくの娘さんの将来を
金30Gで占ってしんぜよう

 老婆のようだがその正体は不明。
怪しげな呪文を唱えながら娘の将来を占ってくれる。キューブは、
「ほんとうかなぁ・・・」
 と懐疑的だが、これが意外と当たる。ちょくちょく訪ねてくるが初めのうちはお金もないので追い返しても問題なし。


精霊(ある品物の)

汝に美の女神の祝福を与えようぞ

 毎年1度現れて《気品》《色気》《感受性》を年齢と同じ数だけ上げてくれる精霊。幼い頃からずっと持っていれば、 この3能力は娘の旅立ちまでにはかなりになる。
 ある品物に宿っているので、その品物を持っていなければ現れない。


パ・ド・カール4世
ふ、ふ、ふ、・・・実はご主人に
耳寄りなお話を
持って参りました

 彼は娘の《モラル》を金で買いにやってくる魔族。人間を堕落させよう、というにしては1モラルにつき10Gとセコいが、 キューブによれば魔族の小悪党らしいから、こんなものか。売っても良いけどモラルは将来の職業や結婚、総合評価 に大きく関わってくるので注意しよう。


求婚者

これはほんの気持ちです

 失礼、失礼。求婚者の顔は覚えていないけど、いつも持ってくる"ほんの気持ち"だけは印象に残っている。 中身はお金だ。娘が《色気》もそこそこになると求婚者が訪れるようになる。
 父が断っても承知しても(娘は断る)気持ちだけは置いていくのでありがたい。