評価と能力をアップ

 娘の将来に役立つ能力アップには、アルバイトの他にもアイテムを手に入れるなどの方法がある。しかし、最も 地道で真っ当なのがこの【働かせる(アルバイトさせる)】ことである。特に初めの頃は、塾に通わせるための 子育て資金もなく、アイテムを手に入れる力もないので、しばらくアルバイトで地道に能力アップに励むことになるだろう。

 働かせに行く場所(アルバイト先)には、【農場】【家の手伝】といったものがあって、労働の種類によって上がる能力が 異なっている。例えば農場なら《体力》《筋力》とつけることが出来る。家の手伝いなら、家事評価を構成する3つの 能力が上がる。

 10歳の頃はアルバイト先も、アップできる能力も種類が限られているが、成長するにつれて年齢にふさわしい(?) アルバイト先が新たに登場してくる。話術が磨かれる【酒場】などは14歳になってから登場する。

あちらを立てればこちらが・・・・・

 ところが、なるほどと納得がいってしまうのが、【農場】では体力と筋力がつくが《気品》が下がる。肉体を使う 農作業なのだから当然で、また気取ってみても始まらないのだ。こうして何かを犠牲にして何かの能力を上げていくことに なる。この調整こそ父の頭の使いどころだろう。

 どのアルバイトでも《ストレス》だけは上がっていく。ストレスが高くなると非行や家出、病気といったトラブル が起ってくる。だから将来に向かってどの能力(質)を、どれだけ(量)上げなければならないかだけでなく、その過程で 起るトラブルも解決・予防していかなければならない。これは【働かせる】だけでなく、娘の教育過程全てに見られる 難しさ、そして面白さである。

ある種のアルバイト

●「酒場」

 健全な居酒屋。大人がはめをはずす場所だから多少の風紀の乱れがあってそれはもうしようがない。 ただ娘には真似をしてほしくはないが。

●「ヤミ酒場」

 一番危ないアルバイトがこれ。とてもではないが娘にはさせられない・・・・・はずが因業な父はついつい させてしまう。ではなぜ?それは・・・・・娘の顔を見れない。

●「夜の殿堂」

 「慣れてきたら、歌や踊りもやってもらう」と初めに言っていたように何度か働くと「お前もそろそろ 舞台に立ってもらおうと思う」と言われる。ところで舞台の右で女を侍らせているのは将軍なのだろうか?

お金を稼がせる

 アルバイトに行かせれば、バイト料が支払われる。このお金は父の懐に入ってくる。と言っても娘の教育費に 当てられるのであって、父のために使われるお金ではない。もし、娘の将来に関係のない出費をした時には、ピンハネ するロクデナシ親父だと反省しよう。

 バイト料は日割り計算で、きちんと勤めた日数分だけ支払われる。でも失敗やサボったりするとその日分は支払われない。 ただ能力は経験を積んだという事で上がる。日曜日がお休みで、きちんと勤め上げれば5割増しのバイト料を手に入れられる。 経験豊富になると昇給が待っている。昇給はそのアルバイトの10,30,60,90回目終了後に行われる。10日間のうち、 いくらかでもバイト料が入れば、その10日間は1回にカウントされる。しかし実際の子育ての中では2回くらいの昇給を経験するだろう。 もっと他のことを色々とやらせたほうがよい。では、勤め先を見てみよう。

●アルバイト別日給表
登場年齢 アルバイト先 バイト料(単位:G/日)
基本 10 30 60 90
10歳~ 家の手伝い - - - - -
子守り 4 5 6 7 9
宿屋 8 10 12 14 17
農場 10 12 15 18 21
教会 1 2 3 4 5
料理屋 8 10 12 14 17
11歳~ 木こり 12 15 18 21 25
髪結い 20 24 29 35 42
12歳~ 左官 18 22 26 32 38
狩人 8 10 12 14 17
13歳~ 墓守 8 10 12 14 17
14歳~ 酒場 12 15 18 21 25
家庭教師 20 24 29 35 42
15歳~ ヤミ酒場 45 54 65 78 94
16歳~ 夜の殿堂 35 42 51 62 73