ここは首都であるから、国王の住む城がある。出かけて行けば住んだり働いたりしている人々と知り合うことも出来る。 人生にはコネが必要だとは、純真な娘に教えたくはないのだが、多くの人と知り合う事は良い事だ。

お城での面会

 お城で様々な人と面会すれば《人脈》を上げる事が出来る。人脈が広がると色々といいことがありそうだが、現実は 厳しい。人脈というコネを利用して、目的の職業に就かせようとしても無駄というものだ。

 この世界では、やはり能力や評価が職業を決定する。コネが効くというなら救国の勇者の娘という立場で、どんな職業にも 就けそうなものではないか。
 それでも、交際範囲が広いと良い事はある。先ず、人脈に応じて街の店で値引きしてもらえるようになる。最大で 半額まで値引きしてくれるのだ。また中には収穫祭のコンクールの審査員をしている人物がいて、点数にゲタをはかせて くれることもある。
 最も、それも面会出来ればの話。無邪気に出かけるだけでは相手にもしてくれない。《礼儀作法》を見につけなければ ならないのである。

 面会出来るための基準値は、相手ごとに決められている。つまりある特定の人物に会うためには、その値まで礼儀作法 の教室で娘を【鍛える】しかない。最初に門番の所に行くと、面会についてアドバイスをくれるが、全くその通りなのである。

〇お城で面会出来る人々
人物 面会の条件 人脈値上昇の基準 上限(人脈上昇値) その他
門番 礼儀作法10 気品 30 1回の上限は15
近衛
騎士
礼儀作法30 気品 50 1回の上限は30
将軍 礼儀作法50 色気 100 1回の上限は50
大臣 礼儀作法70 知能 120 1回の上限は60
ダンスパーティで点数におまけしてくれる
司教 礼儀作法80 信仰 120 1回の上限は60
寵姫 礼儀作法85 話術 120 -
王妃 礼儀作法90 気立て 160 -
国王 礼儀作法95 戦士評価 300 初期値10は国王から
道化師 話術40 - - 感受性+15、社交評価-15
青年
武官
1/31、城に行く - - 1月31日しかお城にいない

 面会によってどれだけ人脈が上昇するかは、面会の相手がどの能力や評価を大事だと思っているかによって決まる。例えば 門番なら《気品》の程度で相手を気に入るようで、気品を基準にして人脈を上げてくれる。つまり気品が高ければ高いほど 人脈も上がるのである。

 ちなみに道化師は他の人々とは違って、面会するためには礼儀作法ではなく《話術》が必要となる。また会っても人脈値が 上がる事はない。それどころか《社交評価》が下がってしまう。