門番

わしなんかと親しくなっても
たいしたことないぞ
 文字どおりお城の門で番をしているのだが、武者修行地帯とは違って安全だから気楽なものである。のんびりとした顔をしていて、 肥満した身体には退屈が詰まっているようだ。
 必要な条件は、礼儀作法10だから隣のおじさん程度の対し方でいいといったところ。
《気品》によって人脈値を上げてくれるのは 宮仕えゆえだろう。

近衛騎士
私より
もっと偉い人と話した方が
有益だと思うよ
 騎士の中でも忠誠心が高くエリートなのが近衛騎士。にやけたどこぞの次男坊という雰囲気だが、王様のお気に入りなのだ。 面会してくれない時には
「君のような礼儀知らず」
と鰾膠(にべ)もないが、礼儀作法30をクリアすると、
「ははは、君のような貴婦人ならいつでも歓迎するよ」
と手のひらを返す。《気品》が高いお嬢さんがお気に入り。

将軍
英雄色を好むと言ってな
吾輩は若い女性と
話すのが大好きなんだ
 名前はクルーガー。すでにあちこちでお目にかかっていることと思う。魔王を倒した父を尊敬しているようだが、娘はまた別y。 面会するには礼儀作法50が必要である。面会が成功した時には
「上品なだけが女じゃない。女がどうすれば男が喜ぶか考えたまえ」
 などと、えらく前時代的な事を言う。将軍はどうやら《色気》が男を喜ばすと考えているようだ。

大臣
よかろう
広く民草の声を聞くのも
わしの務め
 国の政治はこの人が王に代わって執っている。ダンスコンクールの審査委員長をしていて、親しくなると高得点をくれたりする。 とても忙しくて礼儀作法が70ないと、多忙を理由に会ってくれない。
 「わしは賢い人間が大好きでな。これからは婦女子もまた知性と教養が求められるようになるよ」
 という意見の持ち主で《知性》を磨いてから面会したほうが有効。

司教
これはこれは。
では神と人との
有り様について
 司教職は、王国宗教界では最高の地位。だから少なくとも礼儀作法80の敬意を払おう。面会したあとの話題が神の話になるのは 仕方がない。国王をはじめ、国民から尊敬されお手本とならなければならないのだから、信仰心とモラルの塊のような人物である。
 「常に信仰のことは忘れぬようにな・・・・・」
と説教しつつ、《信仰》に応じて人脈を上げてくれる。

籠姫
あら・・・かわいいコ。
おいで・・・・・
お相手したげるわ
 王様の側室の事である。
 「王様もトシだし、毎日が退屈で死にそうよ・・・・・話上手な人に飢えているの・・・・・」
 などとけだるそう。そういうことなら、この父がと思うのは不敬。
 間違っても「王様の2号さん」などと娘に言わせぬよう礼儀作法85 を確保。どれだけ籠姫の退屈を紛らわせる事が出来るかは、
《話術》にかかっているので、人脈の幅もこれに左右される。

王妃

まあ・・・かわいらしいこと。
・・・一緒にお茶でも飲みましょう
 王様の正妻。本妻、第一夫人の事。
私生活でも公の生活でも王様を良く助けている良妻である。すでに初老を迎えている。
「強さや美しさはいつかは枯れるもの。女の子は気だてのいいのが一番ですよ」
と言って、《気だて》に応じて面会の基準礼儀作法90 に達してしないと、近衛騎士が出てきて追い返される。