3つの時代につながるジェナーニン

原始の大洋に浮かぶ死火山。その上にあるジェナーニンは、荒涼とした、それでいて忘れがたい印象を残す島です。切り立った崖が淡水のカルデラ湖を囲み、いくつもの道や階段が岸壁を這っています。島の周囲には牙の形をした奇妙な塔が3つそびえています。 この島はそもそも、アトラスが彼の息子たちにドニ伝来のアートである「時代を書く」ということを教えるために創ったものです。そのため「レッスンの時代」と呼ばれるようになりました。 この島での最終的な目的は、島内にあるほかの3つの時代への接続書を見つけて私用することです。しかし、さしあたりの仕事は、レリーシャンの書を持ち去った謎の男を追って、島の中央の湖に聳え立つ展望台に行って、なんとか中に入る方法を探すことです。 この時代については、トマーナでアトラスから手渡された日記にも書かれているので目を通してみましょう。注目すべきは、各時代の基本コンセプトに関するアトラスの注釈です。アトラスは「エネルギー」「自然」「ダイナミックな力」「バランス」について書いています。これらのコンセプトは、あまりに昔に書いたのですっかり忘れていた時代の本の1つで学ぶことが出来ると記されています。そう、ここジェナーニンこそ、その場所なのです。

Memorandum

レリーシャン~ドニのための新しい時代~

ドニは太古からの種族であり、その歴史は何千年も前にさかのぼる。しかし、ドニの国とその壮麗な首都は、地震と疫病(実際は細菌を使った攻撃だった)によって壊滅的な打撃を受けた。ミストⅢの時代よりおよそ80年前のことだ。

Myst:The book of D'niに記録されているように、アトラスとキャサリンはいくつもの時代を旅して、1,800人余りのドニの生存者を見付け出した。アトラスは壮麗だった首都をなんとか再建しようと試みた。しかし、ミストⅢの冒頭のシーンでアトラスが明らかにしているように、悲惨な歴史を経た首都の状況はあまりにも深刻であり、再建は困難だった。ドニに必要なのは新しいスタートだったのだ。
そこでアトラスは生存者たちのために、まったく新しい時代を書いた。彼はこれをレリーシャンと呼んでいる。