飛行船ドック:割れ目と飛行船の乾ドック
溶岩と飛行船の割れ目
「割れ目」は大きな円形の峡谷で、狭い地溝が南に向けて枝分かれしています。渦巻きが岩を削り取った結果、このような形状となって、入り江の滝から地溝を通じて水が流れ込んでいます。地溝沿いには、一連の高い鉄塔がそびえています。発電所から出ている太い電力ケーブルを支えるための鉄塔です。ケーブルが割れ目に達したところで、ガントリー(発着場)を囲んで90°に折れ曲がり、円形の丸い巨大なドアの中に消えています。この丸いドアの向こうは飛行船のための乾ドック(船のとまる場所)になっています。上に見えるパイプは、溶岩チェンバーから乾ドックに高温の空気を送るためのものです。
① 飛行船の乾ドックに向かう
まずは割れ目にかかる細いキャットウォークを進み、開かれた鉄塔の中に入ります。T字形の分岐点はそのまままっすぐ通り過ぎて、乾ドックの大きな丸いドアを右手に見ながら、キャットウォークの終わりまで進みましょう。突き当りで下を見ると、ハシゴが見つかります。クリックしてハシゴを降りると、すぐ正面が飛行船の乾ドックです。先ほどの大きくて丸い乾ドックのドアの裏側に来たことになります。ドアの裏側のこの細いキャットウォークを奥に進みましょう。
② 飛行船の乾ドックを調べる
飛行船は、割れ目の東側にある乾ドックの中に吊るされています。乾ドックがある洞窟の入り口は、円形の巨大なドアによって隠されています。かつては乾ドックのキャットウォークから飛行船に入れたのですが、サーヴェドロはこのアクセス通路を破壊してしまっているのです。このために、乾ドックの中から飛行船に入ることは不可能なので、どうにかして飛行船を乗り込める場所まで移動させなければなりません。このエリアでの目的は、飛行船を乾ドックから出して、割れ目のガントリー(飛行船の発着場)まで持っていくことです。しかし残念ながら、吊るされている飛行船の気球部分には空気が入っていません。洞窟の向こう側には高温空気の導管があって、気球は一連のパイプを通じてこの導管と繋がっています。導管から出たパイプは、少し先の高い塔の中にある3階層の圧力バルブタワーを経由しています。当面の課題は、飛行船の気球に空気を送ることになりそうです。
③ バルブタワーを調べる
キャットウォークを渡り、乾ドックのバルブタワーに入ります。このバルブタワーには、4個のバルブホイールと1個のゲージが設置されています。目の前にあるバルブは、気球を膨らます空気圧を制御するためのものです。しかし空気がパイプを流れていないので、現在は使用出来ません。また、バルブの前、つまり今立っている場所はエレベーターになっていて、このバルブタワーの中階、上階へと移動するためのものなのですが、これも空気が来ていないので、使えません。バルブタワーは3階層に分かれていて、中階と上階、そして今いる下階のどの階層も4個のバルブを備えています。つまり、上・中・下のバルブの数は合計で12になります。
④ メンテナンススペースに向かう
バルブは今は役に立たないので、エレベーターの横にあるプラットフォームに移り、メンテナンス用のハシゴを登りましょう。ハシゴを登りきると、続いて金属製のハシゴになって、一番上のメンテナンス用のスペースに到達します。ここにはまた、サーヴェドロの日記の一部が落ちています。この日記には、サーヴェドロが洞窟の壁を磨き、絵を描くために顔料を混ぜたことが記されています。「アトラスの家族によって引き起こされた苦痛」をアトラスに思い知らせるためだというのです。
⑤ ハッチを開けて割れ目を見る
サーヴェドロの日記が落ちていた場所のすぐ横には、ドームの形をしたメンテナンス用のハッチがあるので、そのハンドルをクリックして開きましょう。通路状になったハッチの中を進むと、割れ目の上に出ます。ちょっと左側には割れ目を横断している長いパイプ(高温空気用導管)があるので、その上をまっすぐ進んで割れ目を渡りましょう。最初に割れ目を渡ったときのキャットウォークは右側に見えるはずです。
⑥ 溶岩チェンバーに向かう
長いパイプの上を進んで、割れ目を渡ると、また別のハッチがあります。このハッチは溶岩チェンバーの換気ダクトに繋がっています。ハッチをクリックして開けて、中に入ります。換気ダクトの暗闇の中を通って進むと、下のほうから明かりが差している場所があります。そこで下を向くと、丸い鉄格子ごしに部屋が見えます。これが溶岩チェンバーのコントロールルームです。鉄格子をクリックして開き、コントロールルームに下りましょう。
Memorandum
溶岩チェンバーの壁画
溶岩チェンバーの溶岩排出ゲートには、この不穏な絵が描かれている。絵は、内戦の火炎に包まれたナラヤンを描いている。
壊滅寸前の時代を尻目に、二人の若い男(シーラスとアクナーだ)がゴンドラに乗って逃げようとしている。
二人は財宝の詰まった袋をそばに、眼下の惨事に対して不敵にも祝杯を挙げている。
前景の右側には、戦いから離れて男が立っている。妻と二人の子供も一緒だ。男はサーヴェドロであろう。
この絵はアトラスに向けたメッセージなのだ。