東部森林地帯《バルナ森林地帯》

 所々に地下道が存在し、ちょっとしたダンジョンになっている。イベントは感受性が高くないと遭遇出来ないので注意。

妖精たちの森

 森といえば妖精たちが多く棲むと決まっている。このバルナの森にも多くの妖精たちが棲んでいる。 彼らは『お茶会』や『舞踏会』を催すのが好きだが、人間が招かれることはまずない。 そもそも彼らの姿を見る事が出来ないのだ。それでも《感受性》が高いと(感受性150以上)、彼らの姿を見る事が出来る。そういう人間を 妖精たちが仲間に加えてくれることもあるだろう。お茶会や舞踏会は明け方や夜中に行われる。 普通の娘ならテントの中で眠っている時間だ。

 昔からお茶会に参加した人間は《料理》の腕が上がると伝えられている。また、あまりの楽しさに浮世の 苦労を忘れ《ストレス》は解消してしまうらしい。 また妖精は素晴らしい舞手である。だから彼らの舞踏会では《芸術》センスが上がる。そのかわり 夜中中踊るので《体力》を失ってしまうそうだ。

森の守り手

 森を守る妖精は『エルフ』である。この森にも彼らの木の番人が棲んでいる。エルフは気難しいので、他の 妖精たちをみるよりも高い《感受性》(感受性200以上)が必要だ。 彼らは、魔法をよく使える種族。魔法の力は有り余っていても、武器を操る力は足りない。そのため森の 木々を守るというのも大変らしい。

ユニコーン

      

バルナの森には『ユニコーン』も棲んでいる。彼らは1本の角を生やした美しい白馬である。高い知能を持って いて、"仲間思い"としても知られている。なかなか出会うことは出来ないが、かつて遭遇した事のある旅人の 話によると、何かの【道具を使う】と現れる場合があるらしい。       

 現れたユニコーンの申し出を断った所ひどく不機嫌にさせてしまい、そのあと、なんとなくガラが悪くなり、 かつニブくなったという。高貴な獣は、「2度と我が前に現れるな!」と言って帰っていったそうだ。向こうが 勝手に出てきたくせに、とその旅人をブツブツ言っていた。

 首都からの帰り道に、同じ場所で同じことをしたら、また現れたそうだ。コノヤロウと旅人は思ったが、 怒るのも疲れるので申し出を聞いてやった所、とたんに朝の爽やかさを感じたという。これは父が酒場で 聞いた話である。

お尋ね者バナザード

 強盗殺人罪で追われている凶悪犯。子供の頃、決闘で両耳を削ぎ落とされ、以来『耳なし(イヤレス)バナザード』 とも呼ばれている。
 バナザードに限らずお尋ね者を見つけたり、たまたま出会ったりしても慌てる事はない。彼らは長い逃亡生活 に疲れているのか、事を荒立てたくないようである。

 「ものは相談だ。俺を見なかった事にしてくれたら、80Gやろう。どうだ?」というように言ってくる。
 ここで見逃すのは簡単だが、それは罪となる事を忘れてはいけない。《因業》がドンと50アップする。
 「お尋ね者と知った以上、見逃すわけにはいかないわ!」
と、りりしく返事をさせると戦闘だ。バナザードを倒せば<皮の鎧(98G相当、防御+8)>と30Gを得ることが 出来る。
 賞金はその月の終わりに帰宅してから入ってくる(バナザードなら500Gの賞金首)。表彰される事で「あんな 女の子が、あのバナザードをやっつけたなんて」と人々の評判になる。そのため《戦士評価》または《魔法評価》 が+30となる。

 お尋ね者は1度逃したり見逃したりするとその修行期間にはもう出くわさない。次回の武者修行に期待するしかない。 たとえ戦いに負けたとしても、能力や評価が下がることはないので安心。
 バナザードとなかなか出会えないという場合には、彼の潜んでいると目星をつけた場所に出たり入ったり を繰り返す。
 バナザードはその賞金からも判るように弱いお尋ね者である。まだ能力が低いうちの相手としては最適。
 子育て資金が寂しい頃には、お金と防具を手に入れる方法として『お尋ね者の逮捕』は有効。その他、 武者修行地帯では宝箱やイベントによって武器や防具を入手できることがあるので【武器屋】の代わりに 利用するという手もある。